~世界で活躍する建築家・隈研吾氏による設計事務所~
日本・モンゴル経済同友会では、両国の経済・文化の発展に寄与する企業の活動をご紹介しています。今回は、自然と建築の共生を追求し、世界的に高い評価を受けている隈研吾建築都市設計事務所(Kengo Kuma and Associates、KKAA)をご紹介します。
KKAAは、東京大学特別教授・名誉教授である建築家・隈研吾氏により1990年に設立されました。以来、日本国内のみならず、50を超える国と地域でプロジェクトを展開し、日本を代表する建築設計事務所の一つとして国際的な評価を受けています。同事務所のビジョンは、地域の文化や自然環境への深い敬意に基づき、持続可能で美しい空間を創造すること。ミッションは、クライアントの多様なニーズに応じた革新的かつ人にやさしいデザインを提案し、社会と調和する建築を実現することです。
代表的なプロジェクトには、2020年東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとして設計された国立競技場があり、木材を大胆に取り入れた構造と自然との調和を意識した設計が高く評価されています。また、JR高輪ゲートウェイ駅では、新しい都市拠点にふさわしい開放感あるデザインが注目を集めました。
KKAAは、モンゴルの国家的都市開発プロジェクト「新カラコルム都市構想」における国際コンペティションで第3位に入賞し、都市設計の中心的な役割を担うなど、モンゴルの未来都市構想にも関与しています。
当会では、今後もKKAAとの連携を通じて、日・モンゴル間の建築・都市開発分野における協力をさらに深め、両国の持続可能な発展に貢献してまいります。KKAA(隈研吾建築都市設計事務所)の詳細については、公式ウェブサイトをご参照ください。