1. モンゴル経済は今どうなっているのか?
― 日本・モンゴル経済同友会が最新の経済動向を紹介 ―
日本モンゴル経済同友会では、2026年5月22日に開催された「TORGONY ZAM – Mongolian Investment Summit 2026」事前説明会において、藤本和久氏(当時・日本モンゴル経済同友会理事長)が「モンゴル経済概況」をテーマに講演を行いました。
本記事では、その講演内容をもとに、モンゴル経済の現状と2026年の経済見通しについてご紹介します。
▪️モンゴル経済は2025年に6.8%の成長
講演では、まず近年のモンゴル経済の成長について紹介されました。
2025年の実質GDP成長率は6.8%となり、IMF、世界銀行、アジア開発銀行など国際機関による平均予測値(5.8%)を上回る結果となりました。
講演では、この成長について、鉱業部門が想定を上回る成長を示したことに加え、前年と比較して家畜損失が減少し、農業部門が回復したことなどが主な要因として紹介されました。
また、部門別では、農業、鉱業、製造業、建設業などが経済成長に寄与したことについても説明が行われました。
▪️2026年の経済成長率は5.7%へ上方修正
次に、2026年の経済見通しについても紹介されました。2026年の経済成長率は、従来予測の4.7%から5.7%へ上方修正されています。
部門別では、鉱業部門が10.1%、非鉱業部門が5.0%の成長を見込み、経済成長への寄与度は鉱業部門が1.4ポイント、非鉱業部門が4.3ポイントと予測されています。
▪️農業部門と建設活動も経済成長に寄与
また、2026年の経済成長を構成する部門別の見通しについても紹介されました。
農業部門の成長は正常化し、2026年末までに経済成長率全体へ0.3ポイント寄与すると見込まれています。
また、その他の非鉱業部門は、主にメガプロジェクトの実施に関連する建設活動によって支えられ、経済成長率全体へ4.0ポイント寄与すると予測されています。
▪️日本モンゴル経済同友会の取り組み
日本モンゴル経済同友会では、日本企業のモンゴル進出支援やモンゴル企業とのビジネスマッチング、投資交流の促進に取り組んでいます。
また、経済セミナーや投資フォーラムを通じて、日本企業や投資家に向けてモンゴル経済や投資環境に関する情報発信を行っています。
今後も、モンゴル経済の最新動向や投資環境に関する情報を継続的に発信し、日本とモンゴル両国の経済交流の促進に取り組んでまいります。
次回は、インフレ率の推移や財政・金融の現状など、モンゴル経済を取り巻く最新動向についてご紹介します。